SABの招聘にて藤田尚志と平井靖史がパリで四日間の連続セミナーを行います。日本でのベルクソン研究を紹介します。
詳しいプログラムなどはこちら。
https://bergson.hypotheses.org/2700
2023/04/10更新
SABのチャンネルで動画が公開されています。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLe2Z4p5NJMQdR2bE1_AOpAJTS90BmeYIg
国際ワークショップ(Project Bergson in Japan × 大阪大学人間科学研究科「共生の人間学講座」 共催)
Towards a New Bergsonian Philosophy of Life
Speakers:
Gaetano Posteraro (Concordia University)
Tsubasa Yoneda (Osaka University)
Discussant:
Mathilde Tahar (Lille University)
Organisers:
Y. Hirai (Fukuoka University)
H. Fujita (Kyushu Sangyo University)
T. Higaki (Osaka University)
Date:
24 January 2023
Time:
16j30-18h30 (JST)
Onsite:
Osaka University Suita Campus, Graduate School of Human Sciences 2F N203
Online:
Zoom Registration required: https://forms.gle/h31f4gJ7VrhXoLgx8
This event is supported by JSP’s Invitational Fellowship for Research in Japan, Grant-in-Aid for Scientific Research (B) NO. 19H01190.
Project Bergson in Japan主催
精神物理学の起源と展望:フェヒナー、ベルクソン、そして…
現代の意識科学にもつながる心理学創成期における問いを今、改めて問い直す。
心を科学する、心を計測するとはどういうことか。そもそも何をすることなのか。ベルクソンによるフェヒナー批判には、どのような賭け金がかけられていたのか——。
フェヒナーについて画期的な研究(『賦霊の自然哲学 ──フェヒナー、ヘッケル、ドリーシュ──』九州大学出版会、2020)を出版された福元圭太氏、最新心理学・認知科学の観点で精神物理学を扱う本吉勇氏、そしてベルクソン研究者としてフェヒナーに注目する藤田尚志氏。三氏の提題を元に、精神物理学の起源と展望を探ります。
日時:2023年1月7日(土) 14:00-16:30
場所:福岡大学七隈キャンパス A棟A701教室 オンライン配信あり
登壇者:福元圭太(九州大学)、本吉勇(東京大学)、藤田尚志(九州産業大学)
主催:PBJ(Project Bergson in Japan)
参加無料・要登録:https://forms.gle/mxVzSPhz6bVazNJD9
プログラム
14:00-14:05 平井靖史(福岡大学) 趣旨説明
14:05-14:45 福元圭太(九州大学) 質の量的還元を巡って―「ベルクソンのフェヒナー批判」を批判する試み―
14:50-15:30 本吉勇(東京大学) 現代認知科学における精神物理学-実験と理論の実際-
15:35-16:15 藤田尚志(九州産業大学) 感覚を計測するとはどういうことか?――カント、フェヒナー、ベルクソン(仮)
16:15-16:30 全体討議
『ベルクソン思想の現在』(書肆侃侃房、2022年)出版。
以下Amazonウェブサイトより。
主要4著作を読み解く白熱の徹底討議!
まったく新しいベルクソン入門誕生
『物質と記憶』などの著作があり、生の思考を独自のかたちでヴィヴィッドに展開した哲学者アンリ・ベルクソン。
2022年は『ベルクソンの哲学』(檜垣立哉、文庫化)、『世界は時間でできている』(平井靖史)、『アンリ・ベルクソンの神秘主義』(平賀裕貴)、『ベルクソン 反時代的哲学』(藤田尚志)、『生ける物質』(米田翼)が次々に刊行されたベルクソン研究にとって画期となる一年だった。この著者たちが集った福岡・天神の「本のあるところ ajiro」の伝説の連続トークイベントをもとに、大幅に増補されここに甦る。
『時間と自由』『物質と記憶』『創造的進化』『道徳と宗教の二源泉』、ベルクソンの主要4著作を徹底的に読み解いていく。加えて、著者全員が参加した座談会「これからのベルクソンをめぐって」も収録。ここから先の道しるべにもなるブックガイドも付した。
20世紀の生の思考が、いままさに炸裂する。前代未聞のベルクソンイヤーを締めくくる一冊。
2019開催のイベント「ベルクソンにおける持続とその数学的射程」(特設ページはこちら)関連で更新があります。
UPDATE(2023/01/26):当日記憶の平面の共存をめぐってかわされたエリー・デューリングとセバスチャン・ミラヴェットの議論を書き起こしたものを公開いたします(和訳PDF)
UPDATE(2023/12/25):こちらのフランス語原文がBergsoniana最新号(vol. 3)に掲載されています。https://journals.openedition.org/bergsoniana/1039
PBJ 2022 シンポジウム
In Search of Time and Free Will
今年度Project Bergson in Japanでは『意識に直接与えられたものについての試論』をめぐる大規模シンポジウムを11月3、4、10、11日に開催いたします。
すべてオンラインで無料、言語は英語ないし仏語、日本語の資料がつきます。要登録。
『時間と自由』の名でも知られる同書は近年再評価の高まるベルクソン哲学の出発点を刻む記念碑的な著作です。
そこに宿された複数のアイデアから未だ尽くせぬポテンシャルを最大限引き出します。
ぜひお見届けください。
登録はこちらから:https://forms.gle/xX8Srvz4K2WuwP7S7
主催: Project Bergson in Japan (PBJ)
このイベントは科研費基盤研究(B)(一般)「ベルクソン『時間と自由』の総合的研究―国際協働を型とする西洋哲学研究の深化」(課題番号 19H01190)の成果発表を含みます
go to the event page.
公開シンポジウム「なぜ汎心論はパフォーマティブなのか」が開催されます。 日時:10月9日(日) 15~18時 場所:中央大学 後楽園キャンパス3300号室+オンライン配信 提題者:森山徹、山口尚、平井靖史、飯盛元章
共催 :モノの心研究会、PBJ(Project Bergson in Japan)、時間・偶然研究会
Remembering: Analytic and Bergsonian Perspectives 2
今や現代記憶の哲学のメッカとも言えるグルノーブル大学記憶の哲学センター(CPM: Centre for Philosophy of Memory)の所長であり、論戦をリードする中心的な人物であるカーケン・ミケリアン氏を招いてのイベント。
2019年にグルノーブル大学にて開催した分析系×ベルクソンの記憶ワークショップの「第二弾」を、2022年の今回は福岡にて。
記憶哲学におけるベルクソンと分析系との新たな対話の場を開拓します!
登壇はカーケン・ミケリアンのほか櫻木新、原健一、藤田尚志、宮園健吾そして平井靖史。
日時:10月2日(日) 10:00-17:50
場所:福岡大学A棟A701教室/Zoom配信
使用言語:英語(通訳なし)
オーガナイザー:平井靖史、カーケン・ミケリアン、櫻木新
要登録:https://forms.gle/Zfpo5266qRDywjE59
Programme:
10:00-10:50 Kourken Michaelian (Université Grenoble Alpes)
Memory without causation? Responding to recent causalist challenges to the simulation theory of memory
11:00-11:50 Ken-ichi Hara (Hokkaido University)
Bergson on Remembering as Action
[11:50-13:00 Lunch Break]
13:00-13:50 Shin Sakuragi (Shibaura Institute of Technology)
A new look on epistemic theory
14:00-14:50 Hisashi Fujita (Kyushu Sangyo University)
On Panoramic Memory: Analytic and Bergsonian Perspectives
[14:50-15:20 Café Break]
15:20-16:10 Yasushi Hirai (Fukuoka University)
A simulationist interpretation of Bergson's pure memory
16:20-17:10 Kengo Miyazono (Hokkaido University)
A Dilemma for Generationism about Imagination and Memory (co-authored with Uku Tooming)
17:20-17:50 General Discussion
CPM (Centre for Philosophy of Memory) website: https://phil-mem.org/events/2022-bergson.php
SAB (Société des Amis de Bergson) website: https://bergson.hypotheses.org/2409
ベル哲研ブログ:https://berutetsuken.wordpress.com/2022/09/18/rabp2/
なお2019年にグルノーブル大学で開催された第一弾はこちら:
http://phil-mem.org/events/2019-bergson.php
【関連イベント】9月23日(金)には、東京でミケリアンと櫻木氏による講演会が予定されております。こちらもぜひご検討ください。
https://sites.google.com/shibaura-it.ac.jp/philosophyofmemoryseminar/home
国際ワークショップ「新しさと生命——ベルクソンと進化の哲学」
Workshop: Novelty and Life: Bergson's Philosophy of Evolution
近年、世界的なレベルでベルクソンの『創造的進化』が再び注目を集めています。世界的な「生物学の哲学」の興隆、エピジェネティクスや新規性をめぐる新たな研究を踏まえて、改めてベルクソンの進化についての哲学的ヴィジョンが再検討されているのです。
フランス・トゥールーズ大学のベルクソン研究者Mathilde Tahar氏は、『創造的進化』の現代的再読解を試みた博士論文を完成させたところで、今回CNRSと福岡大学の研究提携の一環で来日いたします。
日本では、米田翼氏が、大阪大学にて檜垣立哉教授指導のもと、同じく『創造的進化』を扱う画期的な博士論文をもとにした新著『生ける物質 アンリ・ベルクソンと生命個体化の思想』(青土社)を出版したばかりです。
つきましては、二人の若手研究者が最新のベルクソン的生命哲学を徹底的に討議する以下の国際ワークショップを開催いたします。特定質問者には、同じく今年に『アンリ・ベルクソンの神秘主義』という話題書を出版された平賀裕貴氏をお招きします。奮ってご参加ください。
日程:6月18日(土)15:00-18:30
場所:福岡大学セミナーハウス(六本松)セミナー室ARおよびZoom
主催:PBJ(Project Bergson in Japan)・CNRS(フランス国立科学センター)
世話人:平井靖史(福岡大学)・藤田尚志(九州産業大学)
プログラム:
6月18日(土):15:00-15:50 発表 マチルド・タアール(トゥールーズ大学)
15:50-16:00 質疑パート1
16:10-17:00 発表 米田翼(大阪大学)
17:00-17:10 質疑パート2
17:20-17:50 特定質問 平賀裕貴(立教大学)
18:00-18:30 全体討論
世話人:平井靖史(福岡大学)・藤田尚志(九州産業大学)
使用言語は英語、通訳はありません。
ハイフレックス形式・参加無料・登録必要。https://forms.gle/PTd6DRMdVhfs2AnZ6
第 45 回フッセル・アーベント 傾向性としてのエラン・ヴィタル――進化における因果性と アリストテレス的様相
マチルド・タアール(トゥールーズ大学)
指定討論者: 中原 真祐子(上智大学)
原 健一(北海道大学)
6/12 [日] 15:00-17:30
東北大学川内南キャンパス 文学研究科棟 317 教室
オンライン会場 (Zoom) : https://bit.ly/3xeojjd
コロナ対策のため、学外の方は Zoom での参加をお願いします。
問い合わせ先:東北大学哲学倫理学研究室
tohoku.uni.philosophy.ethics_at_gmail.com
本研究は JSPS 科研費 19H01190, 17K02158 の助成を受けています。 Supported by JSPS, PBJ (Project Bergson in Japan) and CNRS.
マチルド・タアール連続ワークショップ「『創造的進化』における時間と生物学」
Séminaire: PBJ International workshop: ‘Time and Biology in Bergson’s Creative Evolution’
フランスCNRSのIRN(国際研究ネットワーク)、カテリーナ・ザンフィが主導するGBP(グローバル・ベルクソニズム研究プロジェクト)と福岡大学人文学部、平井靖史が代表を務めるPBJ(プロジェクト・ベルクソン・イン・ジャパン)は、2020年より研究提携を結んでいます。
この度、その研究交流の一環として、フランス人の新進気鋭のベルクソン研究者が来福します。『創造的進化』の現代的再読解を試みて、つい先ごろ博士論文を完成させたMathilde Taharです。五月二十三日より一ヶ月ほど滞在します。
つきましては、彼女の博論をベースにした以下の連続ワークショップを開催いたしますので、奮ってご参加ください。(配信予定はありません)
日程:6月2日18:30-20:00、6月3日18:30-20:00、6月4日15:00-20:00
場所:福岡大学セミナーハウス(福岡県福岡市中央区六本松3丁目4−20)セミナー室AR
主催:PBJ(プロジェクト・ベルクソン・イン・ジャパン)・CNRS(フランス国立科学センター)
世話人:藤田尚志(九州産業大学)・平井靖史(福岡大学)
プログラム:
6月2日:18:30-19:30 マチルド・タアール発表①
19:30-20:00 質疑・討論
6月3日:18:30-19:30 マチルド・タアール発表②
19:30-20:00 質疑・討論
6月4日:15:00-15:35 濱田明日郎(京都大学)発表
15:40-16:10 質疑・討論
16:20-16:45 天野恵美理(高崎経済大学)発表
16:50-17:20 質疑・討論
18:00-19:00 マチルド・タアール発表③
19:10-20:00 質疑・討論
※参加希望者は事前に藤田(hfujita_at_ip.kyusan-u.ac.jp)までご連絡ください。
2021年9月に開催したワークショップ「デジャヴュと記憶——ベルクソンと現代記憶哲学」の記録を、公開しました。無料で全文お読みいただけます。
デジャビュの哲学自体が稀有ですが、現代の科学・分析哲学との観点からこの問題に取り組んでいるグルノーブル大学のドニ・ペラン氏の提題に原健一と平井靖史がコメントを重ねて「新ベルクソン主義的見解」を探っています。
2020年9月に行った青山拓央さん、森田邦久さんを招いてのベルクソン『コレージュ・ド・フランス講義 時間観念の歴史』合評会イベント、「ベルクソンと現代哲学」の書き起こしを上下二篇に分けて公開しました。
レポジトリから無料でお読みいただけます。
ベルクソンと現代時間哲学 (上)
ベルクソンと現代時間哲学 (下)
現代時間の哲学の重要な論客であるお二人と、ベルクソンの講義録をもとに濃密な議論ができ、こうしてまとめて公開できることを嬉しく思います。
2019年に立ち上げた世界におけるベルクソン哲学の受容をテーマにしたグローバルベルクソニズムプロジェクト。
2021年は日本(福岡)開催(オンライン)。
ここまで準備を重ねてきました。
公募から厳選し特色あるプログラムができたと思っています。
初日、日本から杉村靖彦、韓国からファン・スヨン、中国から邓刚が登壇し、司会は前半を安孫子信、後半をフレデリック・ウォルムスが担当するという考えられる最高の布陣です。
言語は日仏混合です。
発表タイトルの言語を参考にしてください。
開催日:2021年11月12, 18, 19日
詳しいプログラムはこちらから:
ワークショップ「デジャヴュと記憶——ベルクソンと現代記憶哲学」(英語)
提題 ドニ・ペラン「デジャヴュについての新ベルクソン主義的見地」
ドニ・ペラン氏(Denis Perrin) グルノーブル大学教授 記憶の哲学センター
応答者① 原健一(北海道大学)
応答者② 平井靖史(福岡大学)
主催:PBJ+ベルクソン哲学研究会
共催:日仏哲学会
開催日:2021年9月12日(日)17時〜18時半
参加無料・要登録:以下フォームよりご登録ください。https://forms.gle/XTWXe2MwRR6pVbzQ9
告知文
昨今、分析哲学において記憶をめぐる議論が急速に発展している。ベルクソンの記憶哲学は、現代の論争地図から見ても極めて独自なその立場から注目を集めてはじめており、さらなる活発な交流が求められている。
両者の可能な接点は複数あるが、ベルクソンのデジャヴュ論は、実証的な先行研究を踏まえたうえで彼の記憶論を特徴付ける明確な論点を有している点で、とくに興味深い。
本ワークショップでは、現代の記憶哲学を牽引している「記憶の哲学センター」(フランス・グルノーブル)に所属し、なおかつベルクソン哲学に造詣の深いグルノーブル大学教授ドニ・ペラン氏から、ベルクソンのデジャビュ論の新しい射程について提題してもらう。応答者は原健一(北海道大学)と平井靖史(福岡大学)。
The displayed time in CET is NOT of summertime. Please re-calculate your own time based on JST time. Sorry for the confusion!
International Workshop
Time, Freedom, and Creativity: Bergsonian Perspectives
Dates: July 29, 30.
CET: 9:00-11:00, 13:00-15:00
JST: 17:00-19:00, 21:00-23:00.
Place: Zoom, virtually London (Registeration Required)
Organizers: Project Bergson in Japan and Barry Dainton
Speakers: Barry Dainton, Hisashi Fujita, Yasushi Hirai, Kaoru Kamiyama, Anne Sophie Meincke, Tatsuya Murayama, Mark Sinclair, and Yaron Wolf.
(Mark Sinclair's talk is cancelled.)
Register here: https://forms.gle/wNUS51Ka637sAfEG8
Programme
THURSDAY 29
17:00-19:00 (JST), Chair: Tatsuya Murayama
Barry Dainton, Unity and Irreducibility
Yasushi Hirai, Bergson on Causality: A Generative Account on the Sense of Agency
21:00-23:00 (JST), Chair: Hisashi Fujita
Kaoru Kamiyama, Bergson on Sympathy
Anne Sophie Meincke, With Bergson Towards a New Bio-Processual
Metaphysics of Free Will - or: Why Contemporary Philosophers of Free
Will Ought to Read Bergson
FRIDAY 30
17:00-19:00 (JST), Chair: Barry Dainton
Yaron Wolf, Coinciding with Time's Flow: Intuition and the Experience of Time
Hisashi Fujita, On Personality: Analytical and Bergsonian Approaches
21:00-23:00 (JST), Chair: Yasushi Hirai
Tatsuya Murayama, Bergson on the Indefinability of Freedom
General Discussion
イベントのレポートはこちら。
2021年度グローバル・ベルクソニズム・プロジェクトのウェビナーは、日本主催です。
11月12, 18, 19日。
6月1日締め切りで発表を公募しています。→7月1日締め切りに延長になりました。→締め切りました。
詳しくは以下をご参照ください。
https://bergson.hypotheses.org/1874
NEW!
2019年12月に北海道哲学会主催にて開催されたベルクソン『時間観念の歴史 コレージュ・ド・フランス講義1902−1903年度』合評会の記録(発表レジュメ)を公開いたします。
三浦洋(北海道情報大学)「古代思想とベルクソンの時間論――第5~14 講について」(PDFファイル)
蔵田伸雄(北海道大学)「カント的立場からのコメント」(PDFファイル)
村松正隆(北海道大学)「「生命」から「時間」へ -19世紀フランス哲学の視点から」(PDFファイル)
なお、この合評会の記録は、近日中に北海道哲学会の『哲学年報』に掲載される予定です。
関連して、
2019年9月に学習院大学で行われた合評会(鈴木泉+納富信留)については東京大学哲学研究室、
2020年11月にオンラインで行われた合評会(藤田尚志+青山拓央+森田邦久+岡嶋隆佑+平井靖史)については福岡大学の紀要からそれぞれ近日中に公開予定です。
昨年コロナ禍のために延期したイベントを開催します。
日仏哲学会提案型ワークショップ
「ベルクソン『試論』の思想史的ポテンシャルを探る」
ベルクソンの第一主著である『意識に直接与えられたものについての試論(別称 時間と自由)』は、彼の持続と意識の哲学の出発点でありながら、その込み入った思想史的文脈は、いまだにその解明され尽くされていはいない状況です。
Project Bergson in Japanのコアメンバーにして日本のフランス哲学研究界を代表する面々に、徹底的に論じていただきます。ベルクソンを取り巻く、まったく思想の命脈が立ち上がること是非ご参加ください。
参加無料、要登録。
日時: 2021年3月19日(金)16-19時
場所: zoom ※要事前登録(18日正午まで)
冒頭挨拶:平井靖史
司会:藤田尚志
提題者:安孫子信、杉村靖彦、檜垣立哉、合田正人(提題順)
主催: PBJ (Projet Bergson au Japon)
安孫子信 実証性をめぐって
杉村靖彦 西谷啓治のベルクソン論 ―卒論「シェリングの絶対的観念論とベルグソンの純粋持続」(1924)から―
檜垣立哉 ベルクソンとアメリカ哲学 ――ジェイムズとパースとの関連において――
合田正人 ベルクソンとリズム
参加をご希望の方は、下記URLからグーグルフォームへの登録をお願いいたします。開催日までにzoomURLおよびパスワードを送付いたします。
全世界のベルクソン研究を架橋していくグローバル・ベルクソニズム・プロジェクト。 その1回目の大規模シンポジウムがオンラインで11月に開催されます。
今年はアメリカ、ペンシルバニア大。来年は日本開催となります。
詳しい日程とプログラムは以下から。
ベルクソンと現代時間哲学
伝説の講義を素材に垣根を超えた討議へ。
伝説の名講義として名を馳せたベルクソンの『コレージュ・ド・フランス 時間観念の歴史』は、格好のベルクソン哲学入門であると同時に、現代的な関心からも興味深い数多くのアイデアを宿しています。
現代分析哲学および科学哲学における時間の哲学研究の代表的な研究者である青山拓央・森田邦久両氏を登壇者に迎え、旧来のフランス系・分析系といった垣根を超えた哲学討議を行います。是非ふるってご参加ください。
日時:2020年11月21日 14:00~16:50
場所:zoom
司会:藤田尚志(九州産業大学)
コメント:青山拓央(京都大学)、森田邦久(大阪大学)
リプライ:平井靖史(福岡大学)、岡嶋隆佑(日本学術振興会)
主催:PBJ(Project Bergson in Japan)
参加無料、要登録。
参加登録方法:
参加希望者は11月17日までに、グーグルフォームから登録をお願いいたします。https://forms.gle/WT5Ut7UKYab7QrgA6
こちらから11月18日までに、登録されたメールアドレスに、ズームURLおよびパスワードを送付いたします。
報告:
会の様子を記事にまとめたものを平井のブログでご覧いただけます。こちら。
2019年12月に開催されたワークショップ『汎心論を再起動する』が機縁となった『現代思想』の特集号「汎心論」が刊行されました。
チャーマーズらの基本文献の翻訳、ワークショップ主催者の一人である高村夏樹氏と鈴木貴之氏の対談など、現代の汎心論の射程を、深く捉えた充実した内容となっています。
2019年9月に東京大学にて開催された国際ワークショップ「ベルクソンにおける持続とその数学的射程」について、主催者である永野拓也氏による詳細な報告を、本サイト内特設ページに掲載いたしました。
英語版はこちら。
下記イベントは延期となりました。
日仏哲学会の前日3月20日に、日仏哲学会提案型ワークショップを行います。
「ベルクソン『試論』の思想史的ポテンシャルを探る」
日時: 2020年3月20日(金)16-19時
場所: 京都大学文学部第7講義室
提題者:安孫子信、杉村靖彦、檜垣立哉、
合田正人(提題順)
司会: 藤田尚志
主催: PBJ (Projet Bergson au Japon)
下記イベントは延期となりました。
PBJとバリー・デイントンによる企画として、3月にロンドンにて国際ワークショップ「時間・自由・創造:ベルクソン的展望」を開催します。
International Workshop
Time, Freedom, and Creativity: Bergsonian Perspectives
Dates: March 16, 17.
Place: University of Liverpool in London
(33 Finsbury Square, London
https://www.liverpool.ac.uk/london/contact/)
Organizers: Project Bergson in Japan and
Barry Dainton
Speakers: Barry Dainton, Hisashi Fujita,
Yasushi Hirai, Kaoru Kamiyama,
Anne Sophie Meincke,
Tatsuya Murayama, Mark Sinclair,
and Yaron Wolf.
立教大学教授・澤田直先生によるベルクソン『時間観念の歴史:コレージュ・ド・フランス講義 1902-1903年度』の書評が白水社の有名な小冊子『ふらんす』に掲載されました。WEBでも読めます。
11月30日土曜日、パリ高等師範学校の会議室にて、PGB(Project Global Bergsonism)の第一回会合が開かれました。
トルコのSait Özervarli氏の呼びかけで、日仏英米だけでなく異なる大陸から各国代表が集って新しい大規模国際協働ネットワークを構築するという野心的なプロジェクトです。そこに集ったのは上記の国の代表以外に、リトアニア代表、カメルーン代表、ブラジル代表、カナダ代表…。
今後五カ年で五大陸をめぐる計画になる予定です。来年度は北アメリカ、ペンシルバニアから。
そして再来年2021はアジア。 東京で、われわれPBJが主催します。
12月22日に北海道哲学会の主催にて、
ベルクソン『時間観念の歴史 コレージュ・ド・フランス講義 1902-1903』(書肆心水)日本語版刊行記念合評会:アリストテレス・カント・19世紀フランス哲学をめぐって
と題して合評会を行います。
登壇者:
三浦洋(北海道情報大学)
蔵田伸雄(北海道大学)
村松正隆(北海道大学)
応答者:藤田尚志(九州産業大学)・平井靖史(福岡大学)
日時:12月22日(日)16:00-18:00
場所:北海道大学人文・社会科学総合教育研究棟W409室
主催:北海道哲学会
共催:PBJ(Project Bergson in Japan)
科研費・基盤研究B:ベルクソン『時間と自由』の総合的研究―国際協働を型とする西洋哲学研究の深化(研究課題番号19H01190)
札幌市の書店、書肆吉成・池内店にて、ベルクソン『時間観念の歴史 コレージュ・ド・フランス講義 1902−1903』刊行記念トークイベントを行います。
日時:12月21日(土)16時〜18時
場所:書肆吉成・池内店
登壇者:藤田尚志(九州産業大学)、平井靖史(福岡大学)
参加費:500円
お問い合わせ:yosinariikeuchi@gmail.com(担当:砂原)011-200-0098
北海道札幌市中央区南1条西2-18 IKEUCHI GATE 6F
※席に限りがありますので、ご予約は上記メールか電話番号までお願いいたします。
ワークショップ「汎心論を再起動する ラッセル・ベルクソン・ホワイトヘッド」を12月14日、東京で開催します。
企画は高村夏樹・平井靖史 登壇者は上記二名に飯盛元章、コメントに鈴木貴之・國領佳樹・大厩諒(敬称略)を迎えて、現代汎心論をその源泉から照らし出します。
現在、英語圏で汎心論への関心が高まっている背景には、物理主義によるクオリアの還元的説明の試みが暗礁に乗り上げていることがある。しかし、長い歴史をもつ汎心論は、クオリア問題の解決策にとどまらず、20世紀に分岐し不幸にも相互対話が成り立たなかった様々な哲学的思考が再び合流する地点となる可能性を持っている。この合流地点で、あの野蛮にして魅力的な形而上学的戦いを再開すべく、今ここに汎心論を再起動する。
今回のイベントは、チャルマーズの提起した「三つの結合問題」と、意識される・されないの「境界問題」にしぼり、現代と彼らそれぞれの違いを浮かび上がらせる企画になっています。
日時:12月14日(土)
場所:中央大学 後楽園キャンパス6号館7階6701教室
登録不要・入場無料。
主催:科研費基盤研究(B)19H01190(PBJ)および科研費基盤研究(C)17K02190
10月グルノーブルでの分析記憶哲学xベルクソン ワークショップについての詳しいレビューが、SABのウェブサイトにて公開されています。
参加された永野拓也さんによる英文レビュー。
雰囲気がよく伝わると思います。
https://bergson.hypotheses.org/1410
『『物質と記憶』を再起動する』について、日仏哲学会会誌『フランス哲学・思想研究』に、徳島大学の山口裕之さんによる書評が掲載されました。こちらでお読みいただけます。
PBJ2019-の科研費メンバーである近藤和敬さんのご著書の書評会が催されました。
近藤和敬『<内在の哲学へ> カヴァイエス ドゥルーズ スピノザ』青土社 合評会
近藤和敬、山内志朗(慶応大学・コメンテータ)、ジミ・エイムズ(大阪大学・コメンテータ)檜垣立哉(司会)
国際ワークショップ
Physical Time, Biological Time: Bergsonism Today
Temps physique, temps biologique : actualité du bergsonisme
10月24・25日、トゥールーズ大学。
PROGRAM Physical Time, Biological Time - Bergsonism Today
ミケルとデューリングの企画による今回のワークショップは、レクチャー×論文のプレゼン×討論からなる2days。
レクチャーは初日は平井、二日目は郡司ペギオ幸夫。
プレゼンはデイントン、ジュゼッペ・ロンゴ、グイヨン、モンテヴィルの4名。
討論には、企画の二人のほか、Alexis BOISSEAU、ミラヴェット、藤田尚志、永野拓也、Mathilde TAHAR。
Temps physique, temps biologique : actualité du bergsonisme https://ireph.parisnanterre.fr/actualites/temps-physique-temps-biologique-actualite-du-bergsonisme-933819.kjsp?RH=1384083232536…
グルノーブルでのベルクソン×分析記憶哲学のイベントに、バリー・デイントンのキーノートスピーカとしての参加が追加されました。詳細は下記。
国際ワークショップ ベルクソンにおける持続とその数学的射程
PBJ関連イベント
【翻訳】ベルクソン『時間観念の歴史 コレージュ・ド・フランス講義 1902−1903年度』(藤田尚志・平井靖史・岡嶋隆佑・木山裕登 共訳)書肆心水
が発売されました。
新しく発見された口述筆記記録に基づく新資料。脂ののった時期のベルクソン本人の口から、生き生きと語られる「時間の哲学史」。
コレージュ・ド・フランスの講義、しかも口述筆記からの再現なので、資料的にも内容的にも最高の状態です。現時点で最高のベルクソン入門でもありますが、哲学史・時間の思想史に関心ある人は、みなさん唸ることになると思います。どこかで聞いたような既存の類品とはまったくちがう講義へ、ようこそ。
書肆心水のウェブサイトでは序文と本文の一部を読めます。
白水社の雑誌『ふらんす』に合田正人先生より『再起動』(『解剖』『診断』を含む三冊)の書評をいただきました。webふらんすにて全文お読みいただけます。
講談社学術文庫より、杉山直樹訳『物質と記憶』が出版されました。
第一級の専門研究者による訳として画期的なものです。既存の訳をお持ちの方にも、この新訳を機に改めてチャレンジしていただければと思います(『解剖』『診断』『再起動』を副読本に)。
デイヴィッド・クレプス(PBJ2016『診断』に登壇)編集による論集が出版されました。彼の序論(chap. 1 D. Kreps, "Introduction")と、平井のベルクソン論文(chap. 4 Y. Hirai, "Event and Mind")が収められています。
2019年5月。
Kreps, D. (ed.)(2019) Understanding Digital Events : Bergson, Whitehead, and the Experience of the Digital, Routledge.
デジタルデバイスが人類史上未経験の速度で天然の感覚器官を拡張しつつ人間経験の質を書き換えているなかで、それらの課題に、ベルクソン・ホワイトヘッドの出来事存在論をベースに、多角的・学際的に取り組む論集。
技術哲学、現象学だけでなく、UI/UX、デザインなどの具体的な専門家も入ってるのがポイントで、僕自身シンポジウム当日はすごく勉強になりました。デジタル・テクノロジーが変容させていく人間経験、実在のバーチャルについて何かを考える人にとって刺激的な論集になっていると思います。
執筆陣も豪華。 Society for Philosophy and Technology議長のMark Coeckelbergh、デュランデュランのジャケットも手がけたデザイナー、マルコム・ギャレットMalcom Garrett、Centre for Computing and Social Responsibility (CCSR)代表Bernd Stahl、UX研究者のBush & Buie、現象学のTina Röckなど。
『『物質と記憶』を診断する』について、日仏哲学会会誌『フランス哲学・思想研究』に、立教大学の國領佳樹さんによる書評が掲載されました。こちらでお読みいただけます。
愛知医科大学医学部の兼本浩祐氏(精神医学、2016年登壇)による書籍『なぜ私は一続きの私であるのか ベルクソン・ドゥルーズ・精神病理』(講談社メチエ)が刊行されました。脳と心を扱われた前二著(『心はどこまで脳なのだろうか』『脳を通って私が生まれるとき』)の発展版として、PBJでの協働研究の成果を取り入れた内容となっています。「拡張ベルクソン主義」の精神医学分野への展開。
沖縄科学技術大学院大学(OIST)のThomas Burns氏、谷淳氏(人工知能ロボティクス、2017年登壇)たちにより、拡張ベルクソン主義のアイデアを盛り込んだモデルが、2018秋(10月24日〜27日)の日本神経回路学会(JNNS)にて発表されます!(program, NEW! paper) 論文本文が読めるようになりました。
Paper-ID: 84
A Bergson-Inspired Adaptive Time Constant for the Multiple Timescales Recurrent Neural Network Model, Thomas F Burns* (Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University); Fabien C. Y. Benureau (Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University); Jun Tani (Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University)
人工知能学会の学会誌『人工知能』八月号、特集「意識とメタ過程」にて、三宅陽一郎(ゲーム人工知能、2017年登壇)、太田宏之(神経科学、2016年登壇)、平井靖史(ベルクソン哲学、PBJ代表)の三名が、2016年応用哲学会でのワークショップ「〈意識の遅延テーゼ〉の行為論的射程――神経科学と 人工知能研究による「拡張ベルクソン主義」アプローチ」に基づいた論考を掲載。人工知能にかかわる研究者に、拡張ベルクソン主義の理念を紹介しています。
三宅陽一郎「人工知能・哲学・生理学の中心的課題としての意識」
太田宏之「行動の原因を探求する科学の歴史」(本文PDF)
平井靖史「心と記憶力 ─知的創造のベルクソンモデル─」(本文PDF)
デイヴィッド・クレプス(社会情報システム論、2016年登壇)主催の、デジタル技術と時間経験をテーマとしたシンポジウム(英国、サルフォード大学)に、平井靖史(ベルクソン哲学、PBJ代表)が参加し、拡張ベルクソン主義に基づいた発表を行い、技術と人間経験の未来について報告してきました。
”Event and Mind: An Expanded Bergsonian Perspective”, 国際シンポジウム Colloquium on Understanding Digital Events, Salford University, MediaUK. 2018.06.14. (program)
谷淳氏(2017年登壇)の所属する沖縄科学技術大学院大学(OIST)にて、セミナーを開催。人工知能ロボティクスを研究する人々向けに、平井靖史(ベルクソン哲学、PBJ代表)がベルクソンの可変マルチ時間スケールのアイデアについて講演してきました。
”How Time Makes Mind: An Expanded Bergsonian Framework for Consciousness Research”, OIST Seminar: Cognitive Neurorobotics Research Unit (Jun Tani), 2018/02/16 :link
※聴講した大学院生たちにより、このベルクソンのアイデアを盛り込んだモデルが、2018秋の日本神経回路学会(JNNS)にて発表されます!
2017年10月刊行の『『物質と記憶』を診断する』について、『週刊読書人』2018年1月27日号に、京都大学の青山拓央さんによる書評が掲載されました。こちらでお読みいただけます。
2016年11月刊行の『『物質と記憶』を解剖する』について、日仏哲学会会誌『フランス哲学・思想研究』北海道大学の村松正隆さんによる書評が掲載されました。こちらでお読みいただけます。
(2017.02)『『物質と記憶』を解剖する』について、『週刊読書人』に、和歌山大学の小関彩子さんによる書評が掲載されました。こちらからお読みいただけます。