カテリーナ・ザンフィ連続講演会

 

 フランスCNRS講師であり国際ベルクソン協会(Société des amis de Bergson:SAB)会長であるカテリーナ・ザンフィ先生を招いて連続講演を催します。

 現代のベルクソン研究は、ザンフィ先生の卓越した洞察力と指導力に基づく国際ベルクソン協会の強力なイニシアチブのもと、目覚ましい進展を遂げています。オンラインジャーナル『ベルクソニアーナ』の創刊、充実したウェブログの運営、アトリエ・ベルクソンの定期的開催、さらにはグローバル・ベルクソン研究プロジェクト(IRN CNRS « A Chapter in a Global History of philosophy. New Perspectives on Bergsonism »)の推進など、多角的なアプローチが展開されています。これらの取り組みを通じて、ベルクソン哲学の深化と普及が図られるとともに、その現代的意義が再照射され、国際的な学術交流が一層活性化しています。

 今回の連続講演会では、ザンフィ先生の研究成果を直接伺う貴重な機会が設けられております。講演と質疑などを通じて、国内のベルクソン研究者との間で実り豊かな知的交流が促進されることが期待されます。この場が、ベルクソン哲学に関する新たな視座の開拓と、国際的な学術対話の深化につながることを心より願っております。

 

主催:PBJ(Project Bergson in Japan)

 

第一講演:«Le social est au fond du vital » : Sur la philosophie sociale de Bergson de L’Évolution créatrice aux Deux Sources

日時:9月6日(金)17:00-18:30 

場所:慶應義塾大学三田キャンパス、南校舎442教室

司会・通訳:藤田尚志 (九州産業大学)

言語:フランス語

共催:ベルクソン哲学研究会(Webサイト

PDFプログラム:Flyer_01.pdf 

世話人:平井靖史(慶應義塾大学)

 

第二講演:A Philosophical Transfer: Bergson and German Philosophy

日時:9月9日(月)16:20-17:40

場所:東北大学川内キャンパス、919教室

言語:英語

PDFプログラム:Flyer_02.pdf 

世話人:村山達也(東北大学)

 

第三講演:La vie et l'esprit : Bergson et le cercle phénoménologique de Göttingen

 (「生と精神:ベルクソンとゲッティンゲン現象学派」)

日時:9月11日(水)、15:00-17:30

場所:京都大学文学部校舎 第一講義室

司会・通訳:杉村靖彦 (京都大学)

特定質問者:笠木丈(甲南大学)・吉野斉志(関西大学)

言語:フランス語・英語(講演原稿の日本語訳配布有り)

共催:京都大学宗教学研究室

PDFプログラム: Flyer_03.pdf 

世話人:杉村靖彦(京都大学)

 

全体世話人:平井靖史(慶應義塾大学)